2013.06.27

際立った名将フェリペの「監督力」。
地元ブラジルがコンフェデ決勝へ

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi photo by Fujita Masato,Matsuoka Kenzaburo

 ブラジル対ウルグアイの南米対決となったコンフェデレーションズカップ2013の準決勝は、開催国ブラジルが2-1で勝利し、決勝へと駒を進めた。

 試合は、ブラジルの国歌斉唱中にバックミュージックが途切れてしまうというハプニングで始まった。

 ところが、バックミュージックが途切れたことでスタンドを埋めた約5万7000人の大観衆による国歌斉唱の歌声がより大きく響き渡り、結果、スタジアム全体で国歌を最後まで歌いきった瞬間には最高のボルテージでキックオフを迎えるという演出となる。

南米王者のウルグアイ代表に勝利して決勝に進出したブラジル代表 地元の大声援を受けるブラジルの選手たちも、いやがおうにもテンションは上がった。

 にもかかわらず、ブラジルのゲームの入り方は最悪だった。

 立ち上がりから硬さが目立ち、コントロールミスやパスミスなど、ブラジルらしからぬプレイが続出。挙句、前半13分には相手コーナーキックの際にブラジルDFのダビド・ルイスがウルグアイDFルガーノを倒して、PKを与えてしまう。

 結果的にこのピンチはブラジルの守護神、GKのジュリオ・セーザルがフォルランのシュートを止めて救ったわけだが、仮にこれが決まっていれば、ゲームはまったく違う展開になったことは間違いない。