2013.06.17

前半と後半で別の顔。
スペインがコンフェデで見せた「強さ」と「弱点」

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi 松岡健三郎●撮影 photo by Matsuoka Kenzaburo

「我々は、終始ゲームを支配することができた。ただし、スアレス(ウルグアイ)のゴールが示すとおり、セットプレイでは少し混乱してしまっていたようだ。

 2-0というスコアはどうしても選手たちを油断させてしまうもので、それが最後に出てしまった。それでも今日の結果については、準決勝に向けて良いスタートを切れたと思う」

今回のコンフェデでブラジルと並ぶ優勝候補のスペイン。パスサッカーでウルグアイを圧倒した ブラジルで開催されているコンフェデレーションズカップで、地元ブラジルとともに優勝候補と目されるスペイン。現世界チャンピオン(W杯南アフリカ大会優勝)を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督は、グループBのライバルであるウルグアイ(南米選手権王者)に勝利した後、満足げにこう語った。

 2-1という試合結果だけを見れば、両チームの力の差はそれほど開いていないように思われるかもしれない。しかし、内容的にはデル・ボスケ監督のコメントどおり、スペインの圧勝。3-0となっていても、4-0となっていても、決しておかしくはなかった展開だった。

 とりわけ、ペドロのゴールで先制した前半のスペインの出来は、パーフェクトのひと言に尽きる。

 シャビ、イニエスタがあらゆる局面に顔を出し、相手の中盤の選手を引きつけたところで、ペドロやセスクが相手CB2枚の前方に空いたスペースを有効活用する。同時に、この日ワントップに入ったソルダードがCB周辺のギャップを狙う動きをするため、バイタルエリアで常に複数のパスコースを作ることができていたのだ。