2013.06.14

コンフェデ直前。イタリア代表がザックジャパンを語る

  • マッシミリアーノ・ムニャイーニ●文 text by Massimiliano Mugnaini
  • 内海浩子●訳 translation by Uchiumi Hiroko

6月7日、W杯予選でチェコと対戦、アウェーでスコアレスドローだったイタリア代表 photo by Maurizio Borsari/AFLO ブラジル戦ほどの話題にはなっていないものの、日本の台頭はイタリアでも認知されるところだ。コンフェデレーションズカップでの対戦は、アルベルト・ザッケローニが率いていることもあり、興味と関心の対象となっている。

 ユベントス監督時代のザッケローニを直接知るGKブッフォンは、まずザックの素晴らしさを次のように語る。

「彼の下で6ヵ月間プレイすることができたんだけど、彼ほど戦術のアイデアを豊富に持っている監督は稀(まれ)なんだ。システムを説明するためにボードを使うんだけど、それはまさに授業だったね。当然ながら、彼のアイデアを実現するためには、選手たちみんなが献身的である必要があるし、注意深く説明に耳を傾け従わなければならない。でも日本人の持つ精神性からいって、日本代表はザックにとって理想的環境と言えるのではないかな」

 同じくユベントスのDFキエッリーニはブッフォンの言葉に付け加える。

「ミステル(監督)は人間的に素晴らしいんだ。クラブの誰もから愛されていた。あの時のユベントスの状況で、それは簡単なことではなかったと思うよ。っていうか、ああいうネガティブな中でもいい印象を残せたっていうのはすごいことだよね」