2013.02.11

【イングランド】レアルとの大一番を前に動いたマンUファーガソン監督

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

エバートン戦で勝利を収めたマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督 前日にマンチェスター・シティがサウサンプトンに敗れ、マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差9は縮まらなかった。シティのマンチーニ監督は、早くもリーグ戦の行方に関してほぼ白旗を挙げたようなコメントを出している。このことによって「エバートン戦のゲームプランが変わったのだ」と、ファーガソン監督は明かす。

「シティ戦の結果にかかわりなく、勝たねばならない試合だった。だが、シティ戦の結果を受け、試合はより重要なものになった」

 そして、当初は前節から7人程度のメンバーを入れ替える予定だったのを、4人に変更したのだと付け加えた。つまり、より手堅く勝利を狙いにいったというわけだ。香川真司はベンチ外となった。

 確実に勝ち点を重ね、一気に差を広げようとしたマンチェスター・ユナイテッドは、目論見通りエバートンに2-0で勝利を収めた。「今日勝利すれば、優勝争いに有利というのが現実的な考え方だった」(ファーガソン監督)

 残り試合は12で、勝ち点差は12にまで広がった。スカイスポーツのインタビューに対して試合を振り返るファーガソン監督の表情はいつになくにこやかで、正直に嬉しさが伝わってくるものだった。

 そもそも7人のメンバーを入れ替えようとしたのは、中2日で水曜日に控えるチャンピオンズリーグ、レアル・マドリード戦のため以外の何ものでもない。このエバートン戦にはモウリーニョ監督も観戦に訪れ、決戦の時が近づいていることをうかがわせた。そのモウリーニョはMUTVの取材に対してこう答えている。

「選手たちはみなこういう試合でプレイしたいと思うはずだ。選手たちは自分たちに与えられた特権だと思うだろう。だからこそベストの準備をしなくてはいけない。世界が待ちこがれる一戦だ」