2013.02.10

【ドイツ】シャルケに再び監督交代論。内田篤人「バイエルンとは違う」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

バイエルン戦に大敗、監督交代論が飛び出しているシャルケのケラー監督 シャルケの不調ぶりが深刻だ。第21節はバイエルンに0-4で敗れ、ケラー監督就任後の成績は1勝1分3敗。リーグ後半戦の初戦、ハノーファー戦は5-4で勝利したものの、降格圏内にいるアウフスブルクと引き分け、前節はホームでフュルトに敗れている。ハノーファー戦以前の勝利となると11月21日のチャンピオンズリーグ、オリンピアコス戦で、リーグ戦となると11月10日の第10節ブレーメン戦までさかのぼらなくてはならない。

 今節のバイエルンには「どんなスコアで敗れるのか」がファンの間で議論されていたと伝えるメディアもあった。内田篤人はチームに同行したものの、昨年末に故障した右太股裏の張りを訴え、ベンチを外れた。試合後には多くの冗談を口にしながらも「大変ですよ」と漏らした。

 あまり性急な変化を求めないブンデスリーガでも、これでは当然ながら再度の監督交代論が出るというもの。例えばビルト紙は『シャルケの監督候補にはトゥヘル(現マインツ)、フェー(現フランクフルト)、ディマティオ(元チェルシー)が候補としてあがっていることが知られている』としている。だが、『3人とも来季以降でないと就任できない。そのため今季はU‐17監督だったケラーが抜擢された』のだそうだ。つまりケラーはつなぎにすぎないというわけだ。

 しかしいくらつなぎとはいえ、このままではせっかくグループリーグを突破したチャンピオンズリーグで苦戦を強いられる可能性も高いし、来季の欧州戦を逃す可能性も高くなる。

『ヘルトGMが現時点では次の監督候補者のカードを持っていないことが問題だ。そのおかげで今季が台無しになるかもしれない』と、ビルトの記事は結んでいる。監督交代を望みつつも、どうやら今季いっぱいは難しいのではないかと予想しているのだ。バイエルン戦の直後、そのヘルトGMはスカイのインタビューに、「ケラーは今季いっぱい指揮を執る」と監督交代待望論を牽制するかのように語っている。