2012.11.20

【ドイツ】一変したボルフスブルク。長谷部誠が語るチームの充実ぶり

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • 木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo

ホッフェンハイム戦に先発、先制点をなる今季初ゴールを決めた長谷部(ボルフスブルク) マガト前監督の解任後、ボルフスブルクは一気にチームカラーを変えようとしている。11月15日には、ゼネラルマネージャーにクラウス・アロフス氏の就任が発表された。アロフス氏は、直前までブレーメンで強化部長を務めていた人物。13年間の任期中に2度のDFB杯優勝、5年連続チャンピオンズリーグ出場権獲得に導いている。

 今なぜ、ボルフスブルクのGMに就任したのか。マガト前監督がGM職と監督職を兼務していたため、解任後は空白になっていたためだ。豊富な資金をもつボルフスブルクのGMに就任し、「大きなポテンシャルをもつチーム」とアロフス氏は前向きだ。また、アロフス氏は就任の会見で、ケストナー暫定監督の仕事ぶりを評価すると語っており、ケストナー監督がしばらくは指揮を続けるであろうと見られている。

 実際、マガトが去って以降、チームは4勝1敗といたって好調だ。ニュルンベルクに敗れはしたが、再び2連勝し、今後も波に乗っていけそうだ。何よりの違いは、先発メンバーが固定されていることだ。例えば昨季の長谷部誠のように、サイドバックからボランチ、トップ下までのすべてをこなすことを求められるというような奇妙なことはなく、ポジションごとに、適材適所で選手が配置されている。

 5戦を同じメンバーで戦っていることから、当然ながらコンビネーションが生まれる。前線からのプレッシャーがかかり、後ろが連動して動く、組織的な守備が可能になる。

 長谷部は語る。