【イングランド】ファーガソン監督がハリウッドスターの勧誘に失敗

  • 藤井重隆●文 text by Fujii Shigetaka

 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督が、映画『007』(=ダブル・オー・セブン)の6代目ジェームズ・ボンド役を務める俳優ダニエル・クレイグに観戦チケットをプレゼントしようとしたが、同氏がマンUの宿敵、リバプールのファンであったため、赤っ恥をかいた。

 ファーガソン監督は、今年9月 にテニスの全米オープン観戦のためニューヨークを訪問したが、道中の飛行機でクレイグの母キャロルさんと会ったときのエピソードをこう話した。

「ダニエル・クレイグはリバプールファンらしい。9月に彼の母親とニューヨーク行きの飛行機で会い、オールドトラッフォードのチケットを用意しておくと伝えたが、彼女は驚いた顔をし、『ダニエルはユナイテッドの試合は見たくないと思う』と断られた」

 ファーガソン監督はピッチ外でのクラブ広報活動にも長けており、最近ではイギリスのテニス選手アンディ・マレーをはじめ、ロンドン五輪の陸上短距離100m、200mで2大会連続の金メダルを手にしたウサイン・ボルトなど、数々のスターをユナイテッドファンに仕立て上げてきたが、宿敵リバプールの血が入った「スパイ」の勧誘というミッションには失敗したようだ。

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