【スペイン】 バルセロナ・ビラノバ新体制のシーズン開幕。
グアルディオラ時代からの変化は?

  • 山本美智子●取材・文 text by Yamamoto Michko
  • photo by Rafa Huerta

メッシのゴールなどで、スーパーカップ第1戦はバルセロナがレアル・マドリードに勝利したメッシのゴールなどで、スーパーカップ第1戦はバルセロナがレアル・マドリードに勝利した 2012-13シーズンの初クラシコ、スペインスーパーカップ第一戦は、ホームの利を得たバルセロナが3-2でレアル・マドリードから勝利をあげた。

 ご存知のとおり、スーパーカップは、前年のリーグ覇者と国王杯覇者がぶつかりあい、果たしてどちらの実力が上かをその年の初タイトルを賭けて競うものだ。

「バルセロナの強さは、その選手のクオリティの高さ。チームがひと塊(かたまり)となった、それがバルセロナであって、グアルディオラであろうとビラノバであろうと変わりはない」

 そう話したのは、場外の舌戦に関しては右に出る者はいないレアル・マドリード監督、ジョゼ・モウリーニョその人だ。

 その真偽はともかく、ジョゼップ・グアルディオラからフランセスク・ビラノバへ引き継がれた新生バルセロナに注目が集まっているのは事実だ。今季、リーグが始まってから、ビラノバが率いた試合は、お披露目の親善試合ガンペール杯、公式戦のリーグ戦第1節と初クラシコにあたるスーパーカップと全部で3試合。

 主力をまったく出さなかったガンペール杯では、サンプドリアを相手に負けを喫したが、公式戦の2試合は両方とも白星、それもリーガでのデビュー戦に至っては、ソシエダを相手に5-1と勝利をあげたのだから、バルセロナの監督としてまずまずのスタートを切ったといえるだろう。

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