2012.08.19

【イングランド】「自信はある」。
香川真司を待ち受ける超ハイレベルのレギュラー争い

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

ルーニーやファンペルシーら、錚々(そうそう)たるメンバーと先発争いをすることになる香川
 ブンデスリーガを2連覇。香川真司は、ドルトムントでこれ以上ない成績を残し、戦いの場をイングランド・プレミアリーグへと移した。

 もちろん、連覇は香川ひとりの力で成し遂げられたものではないが、彼の力がそこに大きく貢献していたことは間違いない。香川は、次なる一歩を踏み出す資格を十分に備えていた。

 とはいえ、香川が移籍先に選んだのは、マンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)。イングランドにとどまらず、世界でも屈指の強豪クラブである。世界的なスター選手がこれでもかというほど顔を揃えるビッグクラブのなかで、香川は本当に活躍できるのか。いや、そもそも、満足な出場機会を得られるのか。そんな不安がまったくないわけではなかった。

 しかし、香川はマンUの戦力として、完全に認められている。7、8月に行なわれたプレシーズンマッチを通して、そのことははっきりと示されていた。「違和感なくやれている」とは、香川が何度も口にしていた言葉だが、違和感がないどころか、ピッチ上の背番号26の堂々たるプレイぶりは、すでに風格さえ漂っている。香川は言う。

「日々の練習で積み重ねてやれているし、練習からでも自分のよさを出しながら、それをチームメイトにも理解してもらえている」