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【Jリーグ】フェルナンド・トーレス34歳の挑戦 全盛期のレベルとは違ってもゴールのクオリティは高かった (2ページ目)

  • 戸塚 啓●取材・文 text by Kei Totsuka

【自身初の中位クラブへの移籍】

 トーレスの鳥栖入りの2カ月ほど前に、アンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸入りが発表されていた。スペイン代表でともにプレーしてきた同い年のMFについて聞かれると、「アンドレスはよき友人で、15歳から一緒にプレーしてきました」と笑みを浮かべ、「彼は世界一流の選手のひとり。日本の方々もアンドレスの試合を見たいと思うけれど、神戸との対戦では鳥栖が勝てるように期待している」と、また笑みを浮かべた。

 鳥栖は2012年からJ1に定着し、前年はマッシモ・フィッカデンティ監督のもとで8位に食い込んだ。しかし、2018年はロシアワールドカップによる中断時点(15節終了)で、18チーム中17位に沈んでいた。

「私にとって鳥栖でプレーするのは、ひとつの大きな挑戦となります。今後数年で重要なクラブになるのが目標で、ここでのキャリアが終わった時に、『ああ、いい支援ができたな』と思うことができればうれしいですね」

 これまでプレーしてきたクラブは、その国を代表するクラブばかりである。リーグ中位のクラブでプレーするのは初めてとなるが、迷いはなかったと言う。

「どのチームでプレーするのかを考える時は、チームの名前がどれだけ大きいのかではなく、チームに一体感があるかどうかをいつも大切にしてきました。できるだけすばらしいパフォーマンスをしたいし、期待に応えられるプレーをしたいと思っています。

 そのためにも、チームのプレースタイルとシステムを学び、チームメイトを知り、人間関係に溶け込むことを大切にしています。そのうえで、プレーのなかでお互いをよりよく理解することが大事です。私はいつも100パーセントの力でプレーすることを自らに課してきました。その責任は、ここでも果たすつもりです」

 数字について聞かれると、トーレスは「目標とするゴール数は決めていません」と答えた。あくまでもチームの勝利が大事だ、と強調した。

「私ひとりが入ったからといって、チームが急に強くなるとは思いません。それでも、チームの勝利に貢献できればと思います。何ゴール取るという目標は決めていなくて、チームのためにプレーして試合に勝つことが大事です」

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