検索

全国高校サッカー選手権大会応援マネージャー・池端杏慈「父とリフティングチャレンジの練習を一緒にやりました」 (3ページ目)

  • 土屋雅史●取材・文 text by Tsuchiya Masashi

【高校生ならではの思いは共有できるはず】

――池端さんは中学生時代に、バドミントン部に所属されていたんですよね。

 はい。ダブルスでペアの子と一緒にやっていました。

――当時はコロナ禍だったと思うのですが、大変なことはありましたか?

 部活の時もマスクをしていたんですけど、やっぱり息があがってしまいます。とくにバドミントンは室内で(窓を)閉めきってやらないと、シャトルの羽が飛んでしまうこともあって、空気の入れ替えもあまりできなかったのが本当に大変でした。

 あとは、学校の給食もみんなで話しながら食べることができませんでした。そこも同年代の人たちが同じ経験をされていることを考えると、そういう時もサッカーを頑張ってきたからこそ、こうやって全国大会まで出られているのでしょうし、努力を続けることってすごいなと思います。

――選手と同年代だからこそ、池端さんが伝えられることはありますか?

 サッカーだけではなくて、学校生活もあるので、授業とか課題とか本当に大変ですよね。私も今は高校3年生で、結構そういうことに追われているんですけど(笑)、高校生ならではの思いは共有できるはずです。

 3年生は負けてしまうと、今まで一緒に戦ってきた仲間との高校サッカーが終わってしまいます。それは、すごく寂しいことかもしれないです。ただその分、試合終了まで頑張れるのだと思います。今までやってきたことを出し尽くして、後悔のないように頑張ってほしいなという気持ちも強いですし、全力でボールを追い掛けて最後まで戦う姿を私も全力で応援します。

――開会式は国立競技場を行進されますが、今から楽しみですか?

 たぶん選手のみなさんの先頭で歩くので責任は重大ですけど、そこは笑顔で元気に行きたいですね。応援マネージャーとしてみなさんにパワーと勇気を与えたいですし、最初から堂々と頑張っていきたいです。

3 / 4

キーワード

このページのトップに戻る