森脇良太が選ぶ対戦して嫌だったFWトップ10「異次元」「駆け引き上手なポストプレー」に苦しめられた (4ページ目)
【別次元のプレー】
1位 興梠慎三(元浦和レッズ、鹿島アントラーズほか)
仲がいいという情が少し入っているかもしれないですけど(笑)、それを除いても興梠慎三は別次元でした。全部がすごいです。
同学年で鹿島時代も対戦していましたけど、僕が広島ユースで慎三が鵬翔高校だった時に高円宮杯で対戦しました。彼に広島ユースはかなり苦しめられました。当時はスピードやドリブルで勝負していましたけど、プロになって、そして浦和に行って、ポストプレーやゴール前でのワンタッチシュート、コンビネーションをさらに極めていったプレーヤーだったと感じています。これからプロを目指す選手には、興梠慎三のようなボールを受けるタイミング、ゴール前での駆け引きをしっかり見て学んでもらえたらうれしいですね。
体の無理が利くことも慎三のよさだと思います。難しいボールをトラップできる、収められる、ワンタッチで出せるというのが興梠慎三のよさだと感じています。体は硬いんですけど、プレーはしなやかで体の無理が利くのは、慎三の数あるすごいプレーのなかのひとつです。
森脇良太
もりわき・りょうた/1986年4月6日生まれ。広島県福山市出身。サンフレッチェ広島ユースから2005年にトップチームに昇格。途中、愛媛FCへ1シーズンのレンタルを経て、広島では2012年までプレー。2013~19年は浦和レッズでプレー。以降、京都サンガF.C.、愛媛FCでプレーし、2024シーズンを最後に現役引退。攻撃的なセンターバック、サイドバックとして活躍。明るいキャラクターのムードメーカーで人気を博した。現在は「愛媛FCポジティブエナジャイザー」として活動するほか、指導者、解説者としても活躍中。
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