【Jリーグ】川崎フロンターレ・長谷部監督の大胆起用 興味深い「改革」を選手はどう受け止めているのか (3ページ目)
今季のJ1は現時点で、上位11クラブが勝ち点4差のなかにひしめく団子状態とあって、長谷部監督は「勝っていれば(混戦のなかから)抜けているのに」と、勝ちきれなかった試合が多いことを悔やむが、改革に痛みがともなうのは仕方のないことだろう。
しかし、今季の川崎は、むしろ大胆な選手起用が目立つわりには、痛みを強いられてはいない。要するに、試合内容に大きな浮き沈みがないのだ。
かつてのような圧倒的な攻撃力を求めるなら話は別だが、少なくとも、組織的な戦いのなかで局面ごとに高い強度を発揮しながら、安定した戦いを見せることはできている。しかも、試合で使える選手のパイをどんどん広げていきながら、である。
ひとつの時代が終焉を迎え、改革の地固めを進めるチームは、これからどう変わっていくのか。
今季の川崎には、そんな楽しみがある。
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