J1残留争いの行方はいかに!? J2降格は鳥栖、札幌、磐田の3チームで本当に決まりなのか? (3ページ目)

大勢が決した感がある残留争い
唯一磐田はわずかな可能性を残しているが...

浅田真樹(スポーツライター)

降格候補:サガン鳥栖、北海道コンサドーレ札幌、ジュビロ磐田

 シーズンが終わりに近づくにつれ、むしろ混迷の度合いを深めるのが残留争いの恒例だが、あと5節を残すだけとなった今季は、大勢が決した感がある。

 最下位のサガン鳥栖と19位の北海道コンサドーレ札幌は、もはやJ2降格は免れがたい。鳥栖、札幌と17位の京都サンガF.C.との勝ち点差は、それぞれ12と9。残り5試合での逆転残留は絶望的な状況にある。

 わずかに残留の可能性を残すのは18位のジュビロ磐田だが、17位との勝ち点差は6。磐田はまだ6試合を残している分、より多くの上積みが期待できるとはいえ、それは17位の京都、16位の柏レイソルも同じことだ。奇跡の残留をあと押しする材料としては少々弱い。

 磐田にとって唯一の救いは、15位の湘南ベルマーレから17位の京都まで、3クラブが同勝ち点で並んでいること。すなわち、残留圏内に滑り込むための対象がひとつではなく、3つのうちどれかひとつが落ちてきてくれればいい、ということなのだが......。

 現実的な可能性はかなり低いと言わざるを得ない。

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