文武両道WEリーガー・後藤若葉が有意義だったと実感する小学生時代の勉強習慣 「母が漢字の単語帳を作ってくれた」 (4ページ目)
【大学進学は遠回りではない】
――レッズレディースでの目標を教えてください。
試合に出ることによって得られる学びがあるとすごく感じていますので、競争の激しいチームのなかで、練習でどれだけ積み重ねられるかが重要だと思っています。そして、いざ来たチャンスを自分でつかみ取っていけるかだと思います。今シーズンは残り少ないですが、優勝をつかみ取れるように、自分のよさを出していきたいです。また日々成長していけるようにすることが目標です。
――最後に文武両道を目指すアスリートの方々にメッセージをお願いします。
自分は早稲田大学進学を選んでよかった、正解だったと心から思っています。だから大学でプレーするのが遠回りだと思ってほしくないです。サッカーに励む選手や子どもたちには、高卒でWEリーガーになるのも、大学でサッカーするのも、どちらも選択肢に入れて欲しいです。自分の頑張り次第で選んだ道を正解に導くことができると思っています。
今後進路選択をする選手や子どもたちに、私が受賞したウーマン・オブ・ザ・イヤーやアジア大会出場、そしてレッズレディースでのプレーが、大学サッカーに興味を持つきっかけになればうれしいなと思っています。そして私は今後も、早稲田大学卒の後藤若葉としても見られるので、それに恥じないプレーをしていきたいです。
【Profile】
後藤若葉(ごとう・わかば)
2001年6月4日生まれ、東京都出身。5歳の頃にサッカーを始め、中学から日テレ・東京ヴェルディベレーザの育成組織メニーナに所属。各年代の代表にも選出され、AFC U-19女子選手権2019では優勝も経験した。高校卒業後は早稲田大学に入学し、4年時には主将としてチームをけん引。関東大学女子サッカーリーグ戦1部2位、インカレ準優勝の成績を収めた。2023年8月には特別指定選手として三菱重工浦和レッズレディースに所属。同年9月の杭州アジア大会に日本の大学生から唯一選出され、全試合先発出場し優勝に貢献した。大学卒業後は浦和の一員として活躍している。
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