御手洗菜々アナをサッカーに惹きつけた本田圭佑の解説「近所のお兄ちゃんが隣で教えてくれる感じ」 (2ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●撮影 photo by Tatematsu Naozumi

【先輩アナからルールを勉強中】

──名場面であるスペイン戦の「三苫の1ミリ」についてはどう思いました?

 せっかく入ったゴールだったので、VARで審査されている時は日本のゴールになってほしいという気持ちだけでした。ラインからボールが出たらダメなんだろうな、くらいの想像はしてはいましたが、ルールとして、ボールがラインに1ミリでもかかっていたらセーフというのは初めて知りました。

──ルールでは、たとえば「ファウル」や「オフサイド」も理解するのは大変ではありませんか?

 初めて見た時はファウルの対象となるプレーと、そうじゃないプレーの区別がまったくつきませんでした。基本的に体が当たったら全部ファウルだと思ってしまいます......。

──競り合いの時に相手のユニフォームを手でつかんでしまったり、ボールの奪い合いと関係のないところで体当たりやタックルする、あるいは相手を故意に倒したり、危険なプレーなどもファウルになりますよね。

 それを一瞬で見分けるのが難しくて......。サッカーを見始めて最初の頃は、ただ単にぶつかっただけにしか見えないんですよ。選手が倒されたのにファウルにならないこともあるじゃないですか。いまだに違いがわからなくて困っています。

 オフサイドに関してもそうです。ルールはカタールW杯の時に調べて、「守備側のチームのフィールド内で、待ち伏せを防ぐ行為」というのは理解しました。でも、選手や審判は、オフサイドかそうじゃないかをすぐに判断してるじゃないですか。「なんであの一瞬でわかるの!?」って、いつも思っています。

『KICK OFF! J』で一緒にMCを務めている齋藤慎太郎アナウンサーに現地取材で試合を観戦している際には、「なんでこうなるんですか?」とルールについて聞きながら学んでいるんですけど、もっと勉強していきたいです。

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