槙野智章が一緒にプレーしてスゴいと思ったDF10人「変態」「覇気が出てる」選手たち (2ページ目)
【厳しく言ってくれる先輩】
8位 戸田和幸(元清水エスパルス、サンフレッチェ広島ほか)
戸田和幸さんは、広島時代に一緒にプレーさせてもらいました。僕が3バックの右で、真ん中が戸田さん。
まずは試合中にはホントに大声で怒られ、引っ張ってもらいました。最初は怖かったんですけど、ダメなものはダメだって言ってくださる存在でしたね。
ポジショニング、守備ラインの駆け引き、ビルドアップ...練習後、めちゃめちゃ教えてもらったので。あとはファイターとして、相手をどう潰すか、抑えるか、ボールを奪うのかというところまで...。ああやって厳しく言ってくれる先輩って、あとにも先にもいなかったので、やっぱりよかったですね。
サッカーに対してもストイックでした。最初に練習場に来て、練習後は最後までケアをしていましたから。"ザ・プロフェッショナル"だと思っていました。
僕にとっての影響力の大きさの証として、2007年のU-20W杯時の髪型があります。赤く染めていったんですけど、それは完全に戸田さんの影響ですね。2002年日韓W杯の時に赤くしていましたから。実際に「出るからには目立て」という一言をいただいて、やった髪型でした。
7位 橋岡大樹(ルートン・タウン)
橋岡大樹は若いんですけど、メンタリティを含めて自分に似ているところがあるなと思ってこの順位にしました。まだまだ伸びしろもありますし、技術的にも、相手に負けない気持ち、向かっていく姿勢、そしてフィジカルもいいものを持っています。
それもそうなんですが、浦和で一緒にやっていた時に最初に聞いてきた質問が「どうやったらテレビに出られますか?」「どうやったら覚えてもらえますか?」だったんです。こいつめっちゃ面白いな、と思って僕からも惹かれていきました。
ベルギーからも連絡が来るんですが...ひとつもサッカーのプレーは相談されたことがないですね...どうやったらテレビに出られるか、どうやったらインタビューがうまくなるか。
自分の若い頃を見ているようで、このランキングにしました。本当は自分の名前入れたいぐらいだったんですけど...まあ、橋岡にはすべてを賭けるではないにしても、すごく期待しています。
そんな選手あまりいないです。明るいですよ。でも意外とそういうやつほどサッカーに対して真摯に取り組むものです。勘違いせずに、日本サッカーを背負っていってほしいですね。
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