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守田英正×脇坂泰斗 同期のふたりが思い出すフランス戦「舌打ちされた」「覚えてない(笑)」 (4ページ目)

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

守田 私生活も含めて、泰斗にはどこかきちんとしているイメージがありますよね。一方で、俺は逆というか。でも実際は、泰斗よりも俺のほうがしっかりしていたりする。共通点でいうと、笑いのツボが一緒だったことで、意気投合したところはありますね。

脇坂 それも、すごくわかる!

── たとえば?

脇坂 みんなで一緒に過ごしている時に、誰かの予想していない言動や行動によって、団体行動が乱されたり、雰囲気が気まずくなってしまったりする時ってあるじゃないですか。自分はその空気を瞬時に察知してしまう性格なのですが、場の空気を戻さなきゃいけないなって思っていると、たいがいヒデと目が合っていた。それで、ヒデは自分と同じく、その場の雰囲気や空気を敏感に感じ取れる人なんだなって。

守田 でも、泰斗はそういう時に目配せしてきて、「どうにか対応しろ」って目で訴えてくる。そこが泰斗のずるいところなんです。そもそも、フロンターレの生え抜きで、背番号14を背負っているだけでずるいというか、ずる賢い!

脇坂 その文句は意味がわからない(笑)。

守田 だから、今回の対談では、僕が本当の泰斗をさらけ出させてみせます。

── このまま脱線していきそうなので、話題を戻すと、ふたりとっては一緒に参加したユニバーシアードは、やはり大きな出来事でしたか?

脇坂 優勝できたあの大会は、自分の経験としてかなり大きかったですね。あとは、ヒデがフロンターレに加入したのも、その大会と、俺がいたおかげだというくらいに思っています。

 フロンターレについてヒデには何度も話をしたし、タツルさん(向島建/スカウト担当)から「守田の獲得も目指している」と聞いた時には、LINEでヒデからの相談にも乗りましたからね。ヒデが2つのクラブで迷っていることも知って、最終的に決断したのは彼自身ですけど、その過程には自分が話したことも影響を与えていたと思っています。

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