横浜F・マリノスが進化を示すショートパス連続攻撃。相手ペナルティーエリア手前からどのように回してゴールを決めたか
Question
西村拓真へパスが入ったあと、横浜F・マリノスはどのように崩したか?
Jリーグ第11節、サガン鳥栖対横浜F・マリノスが行なわれ、アウェーの横浜FMが3-1で勝利。横浜FMは勝ち点を21に伸ばし、2位に浮上した。
横浜FMは、前半開始3分に高い守備ラインの裏を取られ、鳥栖の本田風智に先制点を許した。早々にビハインドとなったが、11分に今季リーグ戦初先発となったヤン・マテウスが同点弾を決める。すると21分にも鮮やかな崩しから、ヤン・マテウスが2点目を奪取。逆転に成功した。
後半立ち上がりのピンチをしのぐと、後半15分にカウンターの流れからエウベルが決めて3点目。その後、反撃に出る鳥栖の猛攻を跳ね返し、横浜FMが3-1で勝利となった。
今回は、横浜FMの2点目のシーンを取り上げる。
前半21分、中盤に下りたヤン・マテウスが畠中槙之輔からパスを受け、鳥栖の菊地泰智のプレスを剥がしてライン間に流れる喜田拓也へ縦パスを入れる。
喜田拓也から西村拓真へパスが入ったあと、横浜FMはどのように相手を崩したかこの記事に関連する写真を見る 続いて喜田から西村拓真へパスを入れた次の場面で、横浜FMはどのように崩しただろうか、というのがQuestionである。
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著者プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。