ヴィッセル神戸・酒井高徳が激白、タイトル奪取に何が必要か。「天国と地獄にわかれるというくらいの覚悟」
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ヴィッセル神戸・酒井高徳インタビュー
今シーズンに向けての決意を語る酒井高徳この記事に関連する写真を見る 一昨年に続き、昨年もJ1リーグ全試合に出場。フル稼働でチームを支えた酒井高徳だが、個人的には悔しさの募るシーズンだったと振り返る。
「僕を含め、このチームのキャリアのある選手は、ヴィッセル神戸を強くするために在籍していると思っていますが、昨シーズンは結果的に、終盤まで残留争いに巻き込まれてしまった。もちろん、常に少しでも『チームをよくするために』と思って、いろんな働きかけはしてきたつもりですが、結果がついてこなかった以上、すごく責任も感じています。
特にアシストだとか、チームを勝たせるための数字をあまり残せなかったのも反省している部分。『あのアシストはいいボールだけど、惜しかったよね』『ゴールまであと少しだったね』では意味がないし、そんな悠長なことを言っている年齢でもない。だから、自分が全試合出られたからいいシーズンだった、とも思わないです。
個人の結果でチームを助けられなかったのは非常に悔いが残るし、この思いは必ず今シーズン、結果で取り返さなければいけないと思っています」
その責任感を自身に突きつけながら、約2カ月間のオフを含めて真摯に自分の体と向き合い、新シーズンへの準備を続けてきた。
「僕はシーズン中から食事制限をして体重を管理していますし、体脂肪率は特に意識しているので。このオフ期間も、自分が決めた許容範囲からは出ないように体重を管理しつつ、生活習慣やコンディショニングまで総合的に目を行き届かせて過ごしていました。
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