ガンバ大阪・GK谷晃生インタビュー「W杯まで3年半しかない。試合に出ることで日本代表に近づける」

  • 高村美砂●取材・構成 text&photo by Takamura Misa

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ガンバ大阪・谷晃生インタビュー

さらなる高みを目指して、ガンバ大阪に復帰した谷晃生さらなる高みを目指して、ガンバ大阪に復帰した谷晃生この記事に関連する写真を見る 4年ぶりのガンバ大阪への復帰について、谷晃生は「サッカー人生を左右するほどの大きな決断だった」と振り返った。

「海外移籍も考えましたが、結論から言って、そういうオファーはなかったし、僕自身、国内では他クラブに移籍するという考えはなかったので、そのまま湘南ベルマーレに残るか、ガンバに戻るかが選択肢でした。もちろん、両クラブから必要とされなければ、『他に』と思っていましたが、幸せなことに必要としてもらえたので。そのうえで、最終的には自分のなかでいろんなことを総合して考えて、ガンバに戻ると決めました。

 このクラブのGKには、ヒガシさん(東口順昭)という誰からも信頼されている選手もいるし、去年、ヒガシさんがケガで離脱している際に、試合でいいパフォーマンスを発揮していた(石川)慧くん、(一森)純くんという実力のある選手もいる。その競争に飛び込んでいくのは、周りからしたらリスクしかないと思われているはずですけど、そのくらいのチャレンジをしないと、きっと3年半後のワールドカップ・アメリカ、メキシコ、カナダの北米3カ国共催大会にはたどり着けない。

 今年のガンバは監督が交代して外国籍の(ダニエル・)ポヤトス監督が就任することから、ポジション争いもイチからフラットな目で見てもらえる。そこで、自分がどんなプレーを見せられるか、信頼を勝ち取れるかはすべて自分次第。このクラブに育ててもらった感謝と生え抜きとしての責任を、ピッチでのパフォーマンスで示していくためにも、すばらしいGK陣と勝負できる面白さや刺激を、自分の成長の力にしていきたいと思っています」

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