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A代表定着を目指す藤田譲瑠チマが語る。「森保一監督の印象」と「憧れのプレミアリーグ」   (2ページ目)

  • 会津泰成●文 text by Aizu Yasunari
  • 横浜F・マリノス●写真提供

2シーズン目を迎える横浜F・マリノスでの活躍にも期待したい2シーズン目を迎える横浜F・マリノスでの活躍にも期待したい――日本代表の森保監督の印象について教えてください。

「東京五輪のサポートメンバーに選ばれた時や、アジアカップ(AFC U-23選手権2022)の予選でも少し話したりはしていましたが、直接指導を受けたのは東アジアE-1選手権でA代表に選ばれた時が初めてでした。

ふだんは『とても優しいおじさん』(笑)というか、明るい笑顔が印象的です。でも練習になればスイッチが入り、選手として基本的なことをしていなければ厳しく指摘されます。『メリハリのはっきりした人』という印象です。あとは、試合に出ている出ていないに関係なく、ふだんから選手一人ひとりのことをとてもよく観察している監督だと思います」

――森保監督はワールドカップ開催前、サポーターやメディアからは厳しい評価をされていました。ただそういう時でも、選手からは信頼を勝ち得ている印象でした。

「周りからは表面的なことしか見えないので、それは仕方ない部分もあるというか。一緒に戦っている選手は違いますよね。あとこれは自分自身の考えですが、試合で結果が出なかった時は、それは監督のせいではなくて選手の責任。ポジションや起用法など、どのように指示されようが、与えられた仕事で結果を出すのがプロだと思っています」

――森保監督とのエピソードはありますか?

「世代別代表の合宿で練習していた時に、森保監督とすれ違ったことがありました。その時、ホームのエスパルス戦で自分がワンタッチで(西村)拓真君にスルーパスを出したシーンについて、『あのプレーはほんとによかった』と言っていただけました。たくさんの試合や大勢の選手について分析しなければいけないなか、自分に対しても『そこまでしっかり見ていただけているのだな』とうれしかったです。

 A代表に入って直接指導を受けた際も、『まわりの選手に大きな声を出して指示を出せるのはすごくいいぞ』と褒めていただき、逆に『球際でボールを奪いきることは、もっと意識して取り組んだほうがいい』とアドバイスをもらいました」

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