J1リーグ3連覇のキーマン、脇坂泰斗26歳。「ミスターフロンターレ」中村憲剛の魂を受け継ぐ男 (4ページ目)

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

【等々力でファンをあおる姿も】

 最後の言葉に、再び背番号14の前任者の姿を思い浮かべていた。彼もまた、周りを活かすことで、結果的に自分自身が輝いていた。

 後任はまだ26歳と若いが、すでにそこに気がついている。

 2022年の等々力では、周りを活かし、苦しい時にチームを救おうとする脇坂のプレーがあるはずだ。流れを変えるために両手を広げ、ファン・サポーターをあおる姿も見られるかもしれない。そして、歓喜の輪の中心には新しい背番号14がいる。

(後編につづく)

【profile】
脇坂泰斗(わきざか・やすと)
1995年6月11日生まれ、神奈川県横浜市出身。川崎フロンターレの下部組織出身で、阪南大学を経て2018年に川崎に入団。2年目からポジションを確立し、2021年には日本代表デビューも果たす。2022年から中村憲剛の背番号14を引き継いだ。ポジション=MF。身長172cm、体重68kg。

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