高校サッカー選手権で目を奪われるプレー。Jリーグ入りで即活躍が期待される12人 (4ページ目)
阪南大高から湘南ベルマーレ入りする鈴木章斗 photo by Matsuoka Kenzaburoこの記事に関連する写真を見る鈴木章斗(FW/阪南大高→湘南ベルマーレ)
ガンバ大阪ジュニアユースで磨いた、足元の技術を活かしたキープ力。前線のターゲット役として機能するだけでなく、単独でシュートまで持ち込める。昨年5月に湘南の練習参加を経験してからは、先輩FWたちから動き出しのコツを教わったほか、守備への貢献度も高くなってきた。
ギラギラした性格を思う存分に発揮できるようになった昨年は、点取り屋として大暴れ。選手権では圧巻だった2回戦での5得点を含め、出場3試合すべてでゴールネットを揺らし、得点王となった。プロでのポジション争いはし烈だが、チャンスを掴めば何かやってくれそうな男だ。
米子北からファジアーノ岡山入りする佐野航大 photo by Morita Masayoshiこの記事に関連する写真を見る佐野航大(MF/米子北→ファジアーノ岡山)
守備力が売りだった兄・海舟(FC町田ゼルビア)とは違い、攻撃力と技術が売りのボランチだったが、高3に入ってから肉体強化の効果が表れた。3列目でのボールハントから力強くフィニッシュまで持ち込む働きで、インターハイ準優勝に貢献。
選手権は初戦敗退に終わったが、2021年度の高校サッカーを盛り上げるひとりだった。複数クラブからオファーがあったが、「お兄ちゃんがJ2でやっていて、対戦するのが夢でもあった」と岡山入りを決断。「開幕スタメンを獲る気でいる」と息巻いている。
佐賀東からアルビレックス新潟入りする吉田陣平 photo by Kishiku Toraoこの記事に関連する写真を見る吉田陣平(MF/佐賀東→アルビレックス新潟)
足元の技術に長けたプレーメーカーで、3列目から繰り出すドリブルからのパスで決定的な場面を演出できる。入学した当初は守備が課題だったが、「人間的に成長させてもらった」という蒲原晶昭監督との出会いや、高校選抜の際に青森山田勢のプレーを間近に見たことで、守備意識も大きく変わった。
新潟出身で小学生時代は一時、新潟に所属。高校に入学するまではレオ・シルバ(現・名古屋グランパス)らのプレーを観に行くほどチーム愛は強く、本人はビッグスワンで活躍するのを渇望している。
◆【写真】第100回全国高校サッカー選手権の注目選手たち
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