高校サッカー選手権で見逃せないMF&FW11人。「精密機械」や「ここ10~15年ぐらいで1、2位の才能」などに期待大
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全国高校サッカー選手権の注目選手を、育成年代のサッカーを長年取材してきているフリーライターの土屋雅史氏、森田将義氏、松尾祐希氏の3人に挙げてもらう。今回はMFとFW編。魅力的なプレーをする、見ていて楽しい選手がいっぱいだ。
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今大会最も注目されるであろう、青森山田の松木玖生 photo by Morita Masayoshiこの記事に関連する写真を見る松木玖生
まつき・くりゅう(MF/3年/青森山田・青森県/179cm、73kg)
「言わずと知れた今年の顔です。点もとれて、守備もできて、体も強い。ただ、一番の武器はメンタリティです。1年生の時から上級生に物怖じせずに意見を言っていましたし、大人とも対等に喋っていました。そういう1年生ってなかなかいないですよね。それがあるからこそ、どんどん成長していったのかなと感じます。強気な姿勢も含めて、大きなことを言っても実行してしまうのも彼の魅力。そういうのも見ていてすごいなと感じます」(松尾氏)
「実は結構天然な部分もあって、かわいいんですよ(笑)。今は韓国の恋愛ドラマにハマっていて、移動中は寝ているか、NETFLIXでそれを見ているとか。チームのなかでも流行っていて、みんなで感想を言い合っているそうです(笑)。
フランスのクラブに練習参加した際に、自分の課題はスプリントだと感じ、帰国後は考えながら取り組んできました。プレミアリーグでもゴールを重ねて、中盤戦は少し減りましたけど、3列目からフルスプリントで飛び込んでゴールを決める回数が今年は多かったです。あの水準の選手が海外で経験して、課題を克服しつつあります。努力できるところも含めて、ここ10~15年ぐらいの高校生では1、2位を争う才能を持った選手だと思います」(土屋氏)
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