高校サッカー選手権でプロ注目のGK&DF11人。PK職人、陸上一家出身、身長190cm超えの成長株など逸材ぞろい。 (4ページ目)
尾崎裕人
おざき・ゆうと(DF/3年/市立長野・長野県/185cm、73kg)
「サイズがあって、足元の技術があります。本当に楽しいサッカーをする市立長野のなかで、1年生の時からCBを務めています。長野パルセイロのU-15でプレーしていて、U-18に昇格できたけど、市立長野高でサッカーがしたくて入学したそうです。湘南ベルマーレの田中聡とも一緒にプレーしていて、『彼はライバル。いずれも僕もプロに進みたい』と話していました。コロナ禍でなければ、いろんな人に見てもらってもうちょっと注目されていた選手だと思います」(森田氏)
日髙華杜
ひだか・はると(DF/3年/大津・熊本県/174cm、64kg)
「日髙はめちゃくちゃ足が速いサイドバック(SB)です。小学生の時に熊本県で陸上の100mで4位になっていて、現在法政大4年の兄も走り幅跳びで熊本高校記録を持っている陸上一家で育っています。1人で2、3人を外せる推進力を持っていて、2列目もできるくらい攻撃能力も図抜けています」(松尾氏)
「『日髙、行ってこい』のカウンターから1人で点が取れるような選手です。インターハイ準々決勝の静岡学園戦でも、彼が右サイドを駆け上がり、ポスト直撃のシュートを打ちました。それが決まっていれば結果はわからなかった(0-1で敗戦)ので、その悔しさもあるはず。冬はやってほしいですね」(森田氏)
安木颯汰
やすき・そうた(DF/3年/西武台・埼玉県/173cm、67kg)
「今回の予選決勝で相手の浦和南が、徹底的に守る戦いをしてきたんです。そのなかで迎えた延長後半7分に、安木がヘディングでゴールを決めたんですけど、実はもともとレギュラーではなかったんですよ。でも、守屋保監督が体育の授業でやったバスケットボールの動きを見て、抜擢を決めたみたいなんです。リバウンドやボールへの入り方がよかったのと、あとは球技全般も得意だったのを見て、いけるんじゃないかって思ったそうです」(土屋氏)
「Jのスカウトも注目していたみたいです」(森田氏)
土屋雅史氏の注目選手
GK:山田海人(山梨学院)/生嶋健太郎(静岡学園)/寺島紳太朗(岡山学芸館)/山田陽介(米子北)/佐藤瑠星(大津)
DF: 三輪椋平(青森山田)/桑子流空(前橋育英)/安木颯汰(西武台)/池田健人(関東第一)/中村実月(星稜)
森田将義氏の注目選手
GK: 佐藤瑠星(大津)/寺島紳太朗(岡山学芸館)/徳若碧都(高川学園)/田邉満記(丸岡)/下村駿季(中部大第一)
DF: 松村晟怜(帝京長岡)/尾崎裕人(市立長野)/有吉勇人(瀬戸内)/
保田成琉(阪南大高)/熊澤伶(帝京大可児)
松尾祐希氏の注目選手
GK: 佐藤瑠星(大津)/藤井陽登(矢板中央)/デューフ・エマニエル凛太朗(流経大柏)/須田純弥(東福岡)/古館幸真(静岡学園)
DF: チェイス・アンリ(尚志)/日髙華杜(大津)/行徳瑛(静岡学園)/
宝納拓斗(佐賀東)/櫻井稜(鹿島学園)
◆第100回全国高校サッカー選手権トーナメント表
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