強豪校による好カード続出の高校サッカー選手権。各校の注目選手、戦力やスタイルは? (2ページ目)
森田 消し合いになりそうと思わせて、絶対に何かしてくる。そういう意味で注目ですね。2回戦で対戦の可能性がある静岡学園と流経大柏の試合も見たいですね。
土屋 今年の流経大柏はテクニカルなスタイルで、パスをつないでくる。だから、榎本雅大監督は真っ向勝負したいはずですが、やり合ったら静学に分があるかもしれない。なので、流経大柏がどういう戦い方をするか注目しています。静学は多分ブレずにやってくるでしょう。
松尾 前からプレスをかけるのか、ロングボールを多用するのか。予選の話を聞くと、つないできそうですよね。
土屋 できれば、流経大柏にスタイルを貫いてほしいですね。
松尾 あと両チームの監督とも、厳しいブロックに入っていたことを歓迎していました。「一戦ごとに強くならないと青森山田に勝てないからよかった」と。その点で、強度の高いゲームが2回戦でできる可能性があるのはプラスだと思います。
土屋 ただ、流経大柏が静学とやるのはもったいない。インターハイでも2回戦で大津とやった(0-3で敗戦)ので、あの経験を今度は生かしてほしいですね。ビックマッチになるなら、絶対そこは考えているはず。
――このブロックは、流経大柏と静岡学園の勝者が準決勝に行きそうですか?
森田 いや瀬戸内、尚志もありますね。瀬戸内は2017年度に初出場でベスト4に行った時のカラーを強めて、ポジショニングにこだわってやっています。個で打開できる選手もいますし。プリンスリーグ中国では2位になりましたし、そこで優勝した米子北高と張り合えるだけの戦力を持った好チームです。2017年度に続くベスト4を十分に狙えるチームなので、ぜひ見て欲しいですね。
松尾 尚志は得点力がポイントになりそうです。インターハイは初戦で0-0からのPK戦負け。プリンスリーグ参入戦も同じ展開でPK負けでした。守備はチェイス・アンリがすべて跳ね返しているので、なかなか点が入らなそうな感じはあるんですけど、逆に得点がなかなか奪えない。攻撃面はポイントになると思います。
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