Jリーグの年間ベストイレブンを独自選定。ズラリと並ぶ川崎フロンターレ勢に他チームの誰が食い込むか (5ページ目)

中盤から前線は川崎フロンターレと横浜F・マリノスで満席

浅田真樹(スポーツライター)

川崎勢を中心に、後ろには名古屋勢、前を横浜FM勢が入った川崎勢を中心に、後ろには名古屋勢、前を横浜FM勢が入ったこの記事に関連する写真を見るFW/前田大然(横浜FM)、レアンドロ・ダミアン(川崎)、エウベル(横浜FM)
MF/家長昭博(川崎)
MF/旗手怜央(川崎)、脇坂泰斗(川崎)
MF/稲垣祥(名古屋)
DF/中谷進之介(名古屋)、ジェジエウ(名古屋)、山根視来(川崎)
GK/チョン・ソンリョン

 言うまでもないが、今季もまた、川崎フロンターレ勢が多くを占めるベスト11にならざるを得ない。

 GKはチョン・ソンリョン。今季の川崎が守備陣の頑張りに支えられていたことを考えると、彼を抜きに連覇は語れない。同様にDFでも、圧倒的な個人能力を見せたジェジエウ、チーム最多の出場時間を記録した山根視来は外せない。

 川崎勢以外では、堅守を武器に上位を争った名古屋グランパスから、センターバックの中谷進之介とボランチの稲垣祥を加えた。

 中盤から前線にかけては、圧倒的な攻撃力を見せた川崎と横浜F・マリノスの選手だけで、必然的に"満席"になってしまう。川崎からは得点王を争うレアンドロ・ダミアンと、まさに替えが利かない唯一無二の存在だった家長昭博。いずれもMVP級の活躍で文句なしの選出だ。

 中盤では、主力が海外移籍で抜けた穴を感じさせない活躍を見せた、旗手怜央と脇坂泰斗を選んだ。

 そして横浜FMからは、前田大然とエウベル。得点王を争う前田はもちろんだが、ブラジル人トリオのなかでも総合的に貢献度が高かったエウベルを選んだ。

 その他、アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)、犬飼智也(鹿島アントラーズ)、谷口彰悟(川崎)も、優れたパフォーマンスが目を引いた選手ではあるのだが、ケガもあって1シーズンフルに働けなかったことを考え、今回は選外とした。

◆【図】2021 J1年間ベストイレブンフォーメーション一覧

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