2021.11.09

J2残留争いはまさかの結末も!? 降格圏にいる4チームすべてに生き残りのチャンスあり

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by J.LEAGUE/J.LEAGUE via Getty Images

 今季J2は、首位のジュビロ磐田と2位の京都サンガが早々に3位以下を引き離し、マッチレースを繰り広げてきた。優勝の行方はともかく、2位以上で自動的に決まるJ1昇格については、かなり早い段階で大勢が決してしまっていた感がある。

 その一方で下位に目を向けると、依然として熾烈な残留争いが続いている。直近の第38節でも、生き残りをかけた直接対決が繰り広げられた。

 まずは前節(第37節)終了時点で15位のレノファ山口と、同16位の大宮アルディージャとの対戦だ。

 ホームの大宮が開始早々に先制点を奪ったものの、山口が前半のうちに追いつくと、後半にFKを直接決めて逆転勝ち。山口はライバルから勝ち点3を奪い取り、事実上、残留争いから脱出することに成功した。

「現実問題として残留は大きいが、選手には成長するために目の前の試合を100%で戦おうと言っている。それが今、ゲームに出ている」(山口・名塚善寛監督)

「甘さ、緩さ、温(ぬる)さがこうなっている原因。僕が厳しさを浸透させられていない。サッカーはうまいだけでは勝てない」(大宮・霜田正浩監督)

 奇しくも今季途中から指揮を執る監督同士の対戦となった、この試合。両指揮官が残した言葉は結果同様、残酷なまでに対照的なものだった。

第38節、ザスパクサツ群馬とSC相模原の試合は引き分けに終わった第38節、ザスパクサツ群馬とSC相模原の試合は引き分けに終わった この記事に関連する写真を見る  そしてもう1試合、同18位のザスパクサツ群馬と、同19位のSC相模原も直接対決である。こちらの試合もホームの群馬が後半開始直後のゴールで先制したが、相模原がしぶとく追いついて引き分けた。