2020.10.10

遠藤保仁だけじゃない。
現役続行の「黄金世代」たちの今

  • 津金壱郎●文 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Nikkan sports/AFLO

◆「和製ロナウド、小野伸二2世...。消えていった天才Jリーガーたち」はこちら>>

 J1リーグにおける「黄金世代の最後の砦」となってしまうのか......。

 遠藤保仁がJ2のジュビロ磐田へ、来年1月31日までの期限付きで移籍した。ガンバ大阪で20年目となった今シーズンは、7月にJ1リーグ最多出場記録を更新。その後も出場を重ねてJ1通算641試合出場(103得点)まで記録を伸ばしたが、J1リーグ戦11試合出場ながらも先発出場はわずか3試合にとどまっていた。

出場機会を求めて磐田に移籍した遠藤保仁 新天地の磐田は今季J2で13位と苦しみ、来季の1部昇格には土俵際に追い込まれている。しかし、遠藤は「連勝すれば一気に上に行く可能性がある」と意気込む。

 遠藤にとって2013年以来2度目となるJ2の舞台で、楽しみなのが小野伸二(J1通算201試合29得点)との黄金世代対決だ。

 黄金世代とは1979−1980年生まれの世代で、1999年にナイジェリアで開催されたワールドユース(現U−20ワールドカップ)で準優勝。その後もこの世代の選手たちが2000年シドニー五輪、2002年と2006年のワールドカップなどで日本代表の中心となり、日本サッカー界の新次元を切り開いてきた。

 1999年ワールドユースで大会ベストイレブンに選出された小野は、昨季途中にJ1の北海道コンサドーレ札幌からJ2のFC琉球に移籍。今季は初先発した7月25日の愛媛FC戦の前半2分で右ひざ側副じん帯を負傷して戦線離脱したものの、現在は戦列に復帰。11月25日の第36節・磐田戦では、2018年8月15日以来となる対決が実現するかもしれない。

 その小野と同じく、1999年ワールドユースで大会ベストイレブンに選ばれたのが本山雅志だ。黄金世代の背番号10は、2015年まで所属した鹿島アントラーズでJ1通算365試合に出場(38得点)。2016年からギラヴァンツ北九州でJ2やJ3でプレーし、今季は所属なしとなったが、来季の現役続行に意欲を見せている。