2020.05.11

鹿島がレアル相手に真っ向勝負。
欧州との差は縮まっていると証明した

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

Jリーグ27年からチョイス!
『私のベストチーム』
第5回:2016年の鹿島アントラーズ

 Jリーグ史上最強だったのは何年のどのチームか。ある1シーズンに発揮された強さなのか。歴代最強なのか。後者だとすれば、サッカーは常にチーム力が右肩上がりを示す競技なので、該当するのは最近のチームになる。10年前、20年前のサッカーは、いま見るとユルユルだ。選手のクオリティを比較しても大きな差がある。戦術、技術は飛躍的に上がっている。当時のチームと現在のチームが戦えば、現在のチームの方が優勢であることは間違いない。

「昔はよかった」と言う気が起きにくいところが、サッカーの特徴ではないか。他の競技との違いではないか。

クラブW杯決勝でレアル・マドリードを追い詰めた鹿島アントラーズの遠藤康 Jリーグの場合はなおさらだ。Jリーグは、チャンピオンズカップがチャンピオンズリーグ(CL)に名称を変えたのと同じタイミングで発足した。それぞれには同じ27年間の歴史がある。JリーグとCL。両者は27年前、同じサッカーでもまったく別の競技に見えた。