鹿島がレアル相手に真っ向勝負。欧州との差は縮まっていると証明した (2ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

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 だが、現在はどうだろうか。CLが身近な存在になり始めたのは2001年(2001-02シーズン)、稲本潤一(SC相模原、当時はアーセナル)が日本人初のチャンピオンズリーガーになった頃からだと思うが、以降、その数は徐々に増え、現在では延べ18人を数えるまでになった。

"日本代表級"と"CL級"が、もう少しで一致を見るところまで迫っている。サッカーの中身も、かつてほどの開きはない。それを証明したのが2016年のクラブW杯だった。

 この年、Jリーグのチャンピオンシップで、川崎フロンターレ(準決勝)、浦和レッズ(決勝)を破り、年間王者に輝いた鹿島アントラーズは、日本で開催されたクラブW杯に自国枠で出場した。

 中4日で戦ったオークランド・シティ(オセアニア代表/ニュージーランド)に2-1で逆転勝ちすると、準々決勝でマメロディ・サンダウンズ(アフリカ代表/南アフリカ)に2-0、準決勝でアトレティコ・ナシオナル(南米代表/コロンビア)を3-0と、強豪相手に立て続けに完封勝利を収め、日本勢として初めて決勝に進出した。

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