超大型ルーキー松村優太は、すでに「アントラーズらしい選手」だ (3ページ目)
そのプレー以上に悔やんでいたのが、試合結果についてだった。
「自分が退場したのは90分くらい。アディショナルタイムも含めれば時間はまだあったので、11人だったら追いつける可能性があったわけじゃないですか。ひとり少なくなったことで、相手にボールを回されたり、ボールを奪えない状況になったと考えると、チームには本当に迷惑をかけてしまったなと。ただ、今はその悔しさをプラスに変えて、ここから上がっていければと思っています」
松村の言葉と表情からは、過ちを認められる素直さと、勝利にこだわる芯の強さが同時に感じられた。何より、結果について言及するところが、すでに「鹿島アントラーズらしい選手だな」とも思った。松村は現実をしっかりと見つめていた。
「まだまだ足りないところばっかりなんですけど、徐々に自分の特徴というものを、ほかの選手にもわかってもらってきているので、最初に比べたら自分のよさは出せていると思います。
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