全国Vから14年。野洲高出身の楠神が貫くセクシーフットボール魂 (6ページ目)

  • 鈴木智之●取材・文 text by Suzuki Tomoyuki
  • 高橋 学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 中学時代は「1回でも練習を休んだら、次に行った時に、周りのヤツらがもっとうまくなっている気がしたから」と、練習は休まなかった。野洲高時代の遠征先では、楠神を慕う一学年下の乾貴士と共に、リフティング技を披露しては、他校の選手から喝采を浴びた。そして、プロになってからは、磨き上げたテクニックでサポーターを大いに沸かせてきた。

「35歳ぐらいまでは現役を続けて、そこからは子どもたちを教えるか、サッカー関係の仕事に携わっていきたいと思っています」

 そう自身のビジョンを話す楠神。永遠のサッカー小僧の、南葛SCでの新たなチャレンジが始まる。
(おわり)

6 / 6

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る