王者・川崎を撃破。ガンバ大阪に、
王座奪還への道は見えているのか
J1第4節、ガンバ大阪が昨季J1王者の川崎フロンターレを1-0で下した。
ガンバは前節までの3試合を終え、総得点8、総失点8という"出入りの激しいサッカー"で、1勝2敗と黒星が先行していた。せっかくの高い攻撃力を生かし切れない。そんなもどかしい結果が続いていただけに、ある程度川崎に攻め込まれる時間が長くなることを承知のうえで、「0-0の試合にしていけば、どこかでチャンスがくる。とにかくゼロ(無失点)で進めて、勝つチャンスを増やそう、という話はみんなにしていた」(ガンバ・宮本恒靖監督)。
その結果が、後半アディショナルタイムの91分に決勝ゴールを決めての劇的勝利である。MF遠藤保仁が語る。
「(相手にボールを)握られても我慢強くやれた。多少ピンチはあったが、全体としてはよく守れた。大きな勝ち点3。チャンピオンチームに勝てたのは自信になる」
もちろん、喜んでばかりはいられない。J1で2連覇中の難敵を、しかも敵地で破ったとはいえ、ガンバは2勝2敗の五分の星に戻したに過ぎず、その順位もまだ9位である。
しかし、昨季J1では開幕戦から3連敗。ようやく初勝利を収めたのが、1分け5敗で迎えた第7節だったことを思えば、悪くないスタートということになるのだろう。
遠藤曰く「大きな勝ち点3」を挙げたガンバ大阪
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