Jリーグが導入する「ホームグロウン制度」は日本の育成を改革できるか (4ページ目)
このプロジェクトの当面のプランは、2030年までのスパンで進められることになる。しかし、発足したばかりのこのプロジェクトはまだ具体的なことがほとんど決まっていないのが実情だ。
なぜドイツでもスペインでもフランスでもなく、イングランドのエキスパートのノウハウをベースにするのか。育成改革で最も重要なポイントとなるJFAとの連携はどうなるのか。あるいは、予算がJリーグから捻出されているだけに、JFAとは別の単独プロジェクトとして改革を進めるつもりなのか。
これまで、何度も着手しては頓挫してきた日本サッカーの育成改革。今度こそ、「ホームグロウン制度」の導入と同時にスタートしたこのプロジェクトを成功させるためにも、今後の進捗状況について厳しい目で注視していきたい。
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