西大伍が考える鹿島の良さは「自分たちのサッカーに縛られない」 (5ページ目)
――取材しづらい(苦笑)。
「それは僕も思います」
――自分で言うのもあれですが、根が真面目なもので核心を知りたいんですよ。
「根が真面目なのは、僕も負けないですよ(笑)」
――でも、するりと交わされてしまう。
「それはプレーにも出ているでしょう? 答えはないよっていう」
――この連載は『鹿島アントラーズとはなにか』というテーマで、OBや現役の選手、スタッフにお話をうかがっているのですが、移籍加入した選手のほうが、ずっと在籍している選手よりも明確に他のクラブとの違いがわかるのかなと思うのですが。
「ここに来るまでは、鹿島と言えば、選手のクオリティが高くて強いチームという印象だったけれど、中に入ってしまえば、わからないですね。なにが違うのかとか、鹿島のどこが特別かというのは本当にわからないし、感じない。多分、僕はあとになってから分かることなんじゃないかと思います。たとえば、ACLの決勝を鹿島ではないチームで経験したら、すごく感じるのかもしれないですね(笑)」
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