時間を操る天才パサー、サガン鎌田大地はフィニッシャーに変身するか (4ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Masashi Hara - JL/Getty Images for DAZN

 トップ下に特性がありながら、フィニッシャーとしても躍動。フランチェスコ・トッティ(ローマ)、アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)、マルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)らの系統に近いか。卓越したキックセンスを、セカンドストライカーとしても用いる。

 かつては本田も、自らをパサーと定義していた。それが、オランダのVVVフェンロで2部リーグに転落したことで、フィニッシャーの能力を開花させている。その後は、日本代表でもゴールすることによって道を切り開いてきた。

 鎌田がゴールを撃ち抜けるようになったとき――。それは日本サッカーにとっての祝祭を意味するだろう。

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