鹿島テクニカルスタッフが明かす、
「スカウティングの仕事とは?」 (4ページ目)
「チャンピオンシップを戦うのが精一杯で、クラブW杯の準備はそこから始めました。オークランドは、ホームページに多くの情報を出しているんです。クラブ側から積極的に発信していかないと、アピールする機会が増えないと考えているのでしょう。YouTubeにも映像が多く出ていました。
2年前のこの大会で広島が対戦していたことも幸いしました。その映像を見て、知り合いにどんなチームだったかを聞いて、監督は当時と同じなので、サッカーの質、やろうとしていることは変わりない。選手もあまり代わっていない。サッカーに大きな変化はないだろうと。情報は集めやすかったです」
石井監督は大会前、「4試合するつもりで大会に臨む」と述べていた。ということは、分析も目前の試合の勝利を見越して、先々に進んでいる必要があった。
「集められる情報はすべて集めておこうと。1チームの分析が終わったら、次に進むというスタイルで対応していました。トーナメント戦なので、どちらが勝つかわからない状況ですが、その辺りを読みながら」
「とはいえ、次のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)は、映像を見る限りでは強敵。かなりやるのではないかと思いました。代理人が売り出しを図りたいと考えたか、こちらもYouTubeに画像が多数掲載されていて、選手の特集やゴール集が組まれていました。中でも、"南アのクリスティアーノ・ロナウド(カーマ・ビリアッド=ジンバブエ代表)"など、前線にタレントのある選手が揃っていました」
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