遠藤航、矢島慎也ら「リオ世代」の
Jでの台頭なくして、W杯の勝利なし (3ページ目)
いい調整ができているようで、充実した表情を見せていたレッズの遠藤航 昨季は新年早々、リオ行きがかかった大一番が待っていた。遠藤にとって、浦和のキャンプに最初から参加できなかったことは、もちろん痛手だったが、問題はそれだけにとどまらなかった。1月から真剣勝負に臨むためには、当然それ相応の準備もしておかなければならない。結果、ほぼシーズンオフ返上でトレーニングを続けなければならなかったのだ。
心身を削るようなシーズンインだった昨季を考えれば、今季はずいぶんとスムーズに調整ができている。そんな余裕が遠藤の表情をほころばせるのだろう。
J1とAFCチャンピオンズリーグの"二兎"を追う浦和には、過密日程が待っている。遠藤も厳しい連戦をこなさなければならないことがあるだろうが、それでも「どっちかと言うと、たぶん昨年のほうが忙しいくらいだったと思う」と、落ち着いた様子で語る。
「(1月から浦和のキャンプに参加できて)やっぱりやりやすいし、オフにしっかり休めたっていうところも含めると、ここからはコンディションが上がっていくだけだと思う。昨年は休みがなかったが、今年は一回休んで、こうやってしっかり(トレーニングの負荷を)上げて、コンディション作りができているっていうのは、自分にとってはすごくいいこと。今シーズンは昨年よりもいいプレーを見せられるかなっていうイメージはできている」
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