鹿島がタイチーム相手に前半4失点。
献身性を欠いた「らしくない」初陣 (4ページ目)
コンディション、連係、環境も含め、エクスキューズは当然ある。とはいえ、今季の鹿島はJリーグだけでなく、ACLにも参戦する。ベストのコンディションですべての試合に臨むことなど不可能だ。そのなかでも、チーム全体で「献身性」という生命線を保たなければならない。そこを疎(おろそ)かにすれば、このような結果が待ち受けるということだ。
「前半は、少し人任せな部分があったのかなと思います。誰のせいというわけではなく、厳しいところがあれば、助けに行かなければいけない。そういった部分が欠けていたと思います」
そう語るMF土居聖真だけでなく、選手たちは敗因を理解しているだろう。鹿島にとってこのタイ遠征は、今季のハードスケジュールを乗り越えるための、いいシミュレーションになったのではないか。
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