高校サッカー8強。「大本命」
東福岡に付け入るスキはないのか (2ページ目)
鹿児島城西の小久保悟監督は「(前日の2回戦から)1日休みがほしかった。そうすれば選手のコンディションは違ったと思う」と残念そうに語りながらも、「攻め手はなかった」と、東福岡との力の差を素直に認める。
東福岡は今大会初戦となった2回戦の東邦(愛知県)戦でも、結果こそ1-0だったが、スコア以上の力の差を見せつけた。公式記録によれば、2試合合計で放ったシュートは23本。一方で許したシュートはわずかに1本である。東福岡の強さを思い知らされる数字だ。
とはいえ、連覇を狙う優勝候補も、まったくスキがないわけではない。これまでの2試合、ポテンシャルという意味で相手との力の差があったのは確かだが、試合内容に目を向ければ、必ずしも盤石とは言えないものだったからだ。
実際、東福岡の森重潤也監督も、鹿児島城西戦後には険しい表情でこんなことを話している。
「相手のペースになる時間も長かった。うちが相手を抑えたというよりも、(1回戦からの出場でこの試合が3試合目だった)鹿児島城西が連戦で本来のパフォーマンスを出せなかったのだと思う」
東福岡のこれまでの戦いぶりを見ていて気になるのは、試合のなかでどこか気の抜けたような"緩んだ時間"がかなりあることだ。
もちろん、80分間の試合をトータルでコントロールするための、意図的なペースダウンであれば構わない。だが、それにしてはあまりに危なっかしく、軽率に出したパスを悪い形で奪われることも少なくない。とても意図したものとは思えないのだ。
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