2016.07.12

コンサドーレ札幌のJ2首位は「まさか」じゃない。実を結んだ育成主義

  • 栗田シメイ●文text by Kurita Shimei
  • photo by AFLO

 7月9日にキンチョウスタジアムで行なわれた、セレッソ大阪と北海道コンサドーレ札幌によるJ2首位決戦。1万3443人の観客が訪れた大一番は、今季のコンサドーレの好調さを象徴するような試合となった。

5年ぶりのJ1復帰を目指すコンサドーレ札幌 序盤から主導権を握ったのはセレッソ。ドイツ2部のハノーファーから復帰後、初のホーム凱旋となった山口蛍を中心にボールを散らし、数多の決定機を作り出した。しかしコンサドーレは、ブラジル人のヘイスやチーム得点王の都倉賢らFW陣も前線から体を張ったディフェンスを見せ、ギリギリのところでゴールを割らせない。

 山口が、「首位決戦ということで、相手の守備も固く難しい試合となった。お互いチャンスはあったが、自分たちのほうがシュートを打っていたしチャンスも多かった。ただ、最後のところで決めきれなかった」と話すように、セレッソはコンサドーレの固い守りを最後まで崩せず、カウンターからあわや失点という場面も見られた。

 結局試合は、最後までスコアが動かず0対0の引き分けで終わるが、コンサドーレ側からすればアウェーでの「勝ち点1」は勝ちに等しい結果といえるだろう。