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宇佐美貴史のブンデス再挑戦を、
戦友・遠藤保仁はどう見ているか

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • 牛島寿人●撮影 photo by Ushijima Hisato

 ガンバ大阪の宇佐美貴史が、ドイツ・ブンデスリーガのアウクスブルクに完全移籍した。

「ガンバですべてが成長した。(ドイツでのプレーにも)不安はないです。自信を、勇気を持ってやっていきたい」

 ドイツに旅立つ前、宇佐美が語った言葉は、5年前に19歳でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に期限付き移籍したときとは違った。「今回が最後」という覚悟を秘め、「必ず結果を出す」という強い決意が込められていた。

再びドイツ・ブンデスリーガの舞台に挑む宇佐美貴史再びドイツ・ブンデスリーガの舞台に挑む宇佐美貴史 バイエルン・ミュンヘンからホッフェンハイムに移ってプレーし、志半ばで帰国したのは3年前。当時、J2だったガンバに復帰すると、FWでプレーした。もともとシュートの技術が高く、得点能力は高かったものの、以前はドリブルなどで仕掛けるプレーが多く、ストライカーというイメージはなかった。し かし長谷川健太監督は、宇佐美のゴールセンスと技術の高さを評価してトップに配置。それが見事に奏功し、宇佐美は18試合で19得点をマーク。J2優勝、 そしてJ1昇格に絶大な貢献を果たした。

「(FWをやって)自分のプレーの幅を広げられたと思うし、自分のスタイルがガラッと変わった感じ。新しいモノを見つけたというか、出会ったというか、とにかく新鮮で(伸び盛りだった)中学校の頃に戻ったように楽しかった」

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