選手24名を大量放出。ジェフ千葉の「大変革」は成功するのか (4ページ目)
自らがボールを保持し、相手を押し込んだ展開が長くなったとき、どうゴールをこじ開けて、勝ち点につなげるか。それがJ1昇格へのひとつのポイントとなる。
「決めるところを決めるのは、昨季からの課題。決め切る力が重要になる」
井出はそう言って、J2での戦いに向けて気を引き締めるが、その一方で、高まる自信をうかがわせるように続ける。
「(ブロックを)セットして守備をして、うまくボールを取ってカウンターに出るという(チームが狙いとしている)ことができているので、J2が相手でも嫌な感じはない。より長くボールを持ったときに、どう崩し切るかという部分はあると思うが、攻撃の選手の質は高いので、(相手が守りを固める)J2だからといって特別に意識することはない」
Jリーグの“オリジナル10”である千葉も、気がつけばJ2生活は7年目を迎える。もはや、J1時代の千葉を知る選手はほとんどいなくなり、すっかりJ2の水になじんでしまった感もある。
しかし、だとすれば、“千葉を知らない”選手たちが増えたことは、これまでの悪い流れを変えるきっかけになるかもしれない。
周囲の不安をよそに、千葉は好転の兆しを見せている。
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