柏・工藤壮人「海外勢との戦いで問われるのは適応力」
工藤壮人(柏)、ACLを語る(後編)
前編はこちら>>
2015年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、Jリーグ勢が苦しむ中、柏レイソルだけがグループリーグ首位で決勝トーナメント進出を決めた。もっとも、楽な試合はなかった。
決勝トーナメント進出を決めた全北現代戦の工藤壮人(柏) グループリーグ第1節の全北現代モータース(韓国)戦は敵陣に踏み込めない劣勢を強いられている。敵地ということで、5-4-1という守備重視の布陣を組んで対抗。どうにか引き分けに持ち込んだ。
「ACLは年々、レベルが上がっています」
柏のエースである工藤壮人は冷静に分析した。彼にとっての全北は"お得意様"で、対戦するたび得点をしてきたが、プレイ強度は予想以上に高かったという。
「全北(現代)は、プレイスタイルそのものは昔と変わっていません。攻撃も守備も、徹底して前から激しくいって解決するというか、韓国のチームらしいですね。でも、そのプレイ強度は格段に増していますよ。Jリーグの常識みたいなものは通用しない。それは中国のチームも同じで、マンマーキングをしてきたり、とにかく"応用"のプレイばっかりなので、"基本"にこだわっていると苦戦するでしょうね」
1 / 6