2014.07.29

世界を体感した山口蛍の覚悟「Jでも個の力は伸ばせる」

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • photo by Getty Images

7月特集 Jリーグから始めよう(9)

 W杯のような世界の舞台を経験して日本に戻ってくると、多くの選手が世界レベルとJリーグとのギャップに戸惑う。

 セレッソ大阪のMF山口蛍も、そのひとりではないだろうか――。

新生・日本代表では中心選手としての活躍が期待される山口蛍。 ブラジルW杯後、山口は7月上旬にチームに合流。Jリーグでは、AFCチャンピオンズリーグのために未消化だった第12節(7月15日)の川崎フロンターレ戦(1-2)を皮切りに、リーグ全体の再開初戦となる第15節(7月19日)の横浜F・マリノス戦(2-2)、第16節(7月23日)のヴァンフォーレ甲府戦(0-0)、そして第17節(7月27日)のサガン鳥栖戦(0-1)と、W杯の疲れを見せることなく、全戦で先発フル出場を果たしている。山口の眼にJリーグでの戦いはどう映っているのだろうか。

「ブラジルでは、練習のときから毎回ピリピリしていて、厳しくやれていた。それが終わって日本に帰ってくると、やっぱりブラジルにいたときとの差っていうのは感じます。帰国して3週間くらい経ちますけど、自分の中では『もっとやらないといけない』と思いながらも、周囲に流されてしまうというか、周囲に合わせて、自分も(意識やプレイが)ぬるくなってしまっている。日本の環境やレベルは、世界と比べるとまだまだなので、それは仕方がない部分ではあるけれども、練習からもっと厳しいものがあってもいいと思うし、そこは自分も変えていかないといけないと思います」