【U-20】SBSカップ優勝も、3大会ぶりのW杯へ「黄信号」
来年トルコで開催されるU-20W杯出場を目指す、U-19日本代表。 8月16日~19日に静岡県で行なわれたSBSカップで、U-19日本代表が優勝を果たした。来年のU-20W杯(トルコ)への出場をかけ、今秋、UAEで開かれるアジアユース選手権(10月29日~)に臨むチームにとっては、弾みがつく結果というところだろう。
※SBSカップ=毎年静岡県で開催されるユース年代の国際親善大会。今年は、ホストチームの静岡ユースに、U-19日本代表、U-19韓国代表、U-19ポルトガル代表が出場した
とはいえ、日本はこのところ2大会連続でU-20W杯出場を逃しているだけに、出場権奪回はこのチームの使命。それを考えると、優勝という結果とは裏腹に、内容に関しては少々心もとないものだったと言わざるを得ない。
象徴的だったのは、U-19韓国代表と対戦した最終戦だ。前半なかばで韓国に退場者が出たにもかかわらず、日本はノーゴールに終わった(結果は、0-0からのPK戦で日本が勝利)。U-19日本代表・吉田靖監督が語る。
「相手はひとり欠けていたのに、最後まで攻め切れなかった。反省点の多いゲーム。80分(今大会は40分ハーフ)で勝ち切れないと、本番のUAE(アジアユース)では苦しい」
速いパスをつなぎ、韓国のゾーンディフェンスをサイドに広げ、間が空いたところを突く。そうした狙いを持って、丹念に攻撃を繰り返してはいたが、守りを固める相手を前に、最後まで得点することはできなかった。
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