【ワールドカップ】サッカー日本代表とブラジルに快勝したノルウェーは何が違ったのか 戦略と選手起用、そして... (2ページ目)
結果的に、後半開始から交代で入ったオスカー・ボブは右サイドで何度も好機を作り出し、同じくアンドレアス・シュルデルップは左サイドからのクロスでアーリング・ハーランドの先制ゴールをアシスト。ソルバッケン監督の見事な戦略、そして選手起用だった。
翻(ひるがえ)って、日本代表はどうだったのか。
森保一監督は大会前、「主体的なサッカーをする」と話していたが、実際にブラジル戦のピッチ上で繰り広げられたのは、ブラジルの攻撃にさらされ続けることだけだった。
自らボールを保持してブラジルを動かそうとしたノルウェーと、ただただ引いて守った日本。どちらが主体的であったかは、考えるまでもないだろう。
加えて、今大会でのノルウェーの躍進を見ていて感じるのは、『本当に世界のトップと伍していこうと思えば、UEFAチャンピオンズリーグで優勝を争うクラブで主力を務められるレベルの選手が必要だ』ということ。チーム全体の戦力の底上げ、つまりは選手の平均点を上げることも重要だが、おそらくそれだけでは世界には通用しない。
ソルバッケン監督いわく、「みんなが助け合うすばらしいチーム」であるノルウェー代表は、ハーランド(マンチェスター・シティ)、マルティン・ウーデゴール(アーセナル)がいることで、単純な選手の能力の足し算以上に、総合力が引き上げられるのだ。
確かに日本代表も、いわゆる5大リーグでプレーする選手は増えた。平均点は間違いなく上がっている。だが、マンチェスター・シティやアーセナルで攻撃の中心を担えるだけのタレントは、残念だが、いない。
実際、ノルウェーはハーランドという切り札を持つがゆえ、ボールポゼッションを重視しながらも、ロングボール1本でチャンスを作ることもできた。
上田綺世がなかなかボールをキープさせてもらえなかったブラジルのセンターバックコンビ、マルキーニョスとガブリエウ・マガリャンイスを背負ってもなお、力強い競り合いで味方にボールをつなぐことができたからである。
とはいえ、上田とハーランドを比較しても仕方がない。日本とノルウェーの明暗が分かれたのは、センターフォワードの差だけが理由ではない。
要は、試合に臨む姿勢の問題だ。
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