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【ワールドカップ】サッカー日本代表は「まだ強豪国と渡り合えるレベルじゃない」 ブラジル戦敗戦の責を田中碧ひとりが負う必要はない  (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Masaki Asada

 たとえば、今年3月に行なわれたイングランドとの親善試合がそうだったように、日本は守ってカウンターという戦い方を手に入れたことで、確かに勝ちパターンは多彩になった。

 だが、これだけ相手にボールを保持され続け、攻め返す暇を与えられなくなってしまえば、いずれどこかで決壊してしまう。

 そこで行なわれた選手交代も、堂安律に代えて菅原を、中村敬斗に代えて鈴木淳之介を投入するというもの。その顔ぶれを見れば、守備強化であることは明らかだ。

 つまりは、押し返せないなら守りきろう、である。

 しかしながら、1点リードのまま試合終盤を迎え、ブラジルに焦りが見えてきたのならともかく、すでに同点に追いつかれ、さらに猛攻を受けている状態とあっては、結果的に相手を勢いづかせるだけの選手交代となってしまった。

 そんな状況のなかに途中交代で送り出された田中は、だからこそ、どうにかして勝利への道筋を見出そうとしたのではないだろうか。

 やはり田中を責める気にはなれない。

 彼がひとりで敗戦の責を背負う必要はない。

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